58 英国の子供達が偏食になった理由
56回より続きます。英国の子供を家に招くと、その偏食ぶりに驚かされた経験をお持ちの方も多いと思います。どうしてここまで偏食になってしまったのか。 英国でも 70年代までは、”全ての子供に温かい昼食を。” という労働党の施策で、5~16才に栄養バランスのとれたスクールミールの...
57 ごはんとお味噌汁だけでいいんだよ。
夏の一時帰国、八丁味噌の蔵を訪れ、発酵学者の小泉武夫先生のお話を伺い、改めて味噌がどれだけ素晴らしい食品であるか、を再認識してきました。日本人にとって味噌汁はとても大切なソウルフード。お食事に味噌汁があると、ほっこりとリラックスして穏やかな気持ちになりませんか。これから寒く...
56 日本人がごはん党からパン党になった理由
昨年、日本は、戦後の1954年から施行の学校給食が、60周年を迎えました。米飯中心だった日本で、パンと牛乳の給食がはじまったことには、訳があります。 戦後の食糧難で栄養失調児があふれた日本へ、米国から最初は寄付という形で脱脂粉乳や小麦粉が寄贈されました。それに多くの児童が救...
55 F1ハイブリッド種にご用心。
現在、日本でも英国でも、スーパーに並ぶ野菜の多くが、「F1ハイブリッド種」とよばれるものであるのをご存じでしょうか。 かつての野菜は、どこの国でも伝統野菜や地場野菜とよばれる「固定種」が普通でした。 固定種の場合、その土地で何百年、何千年と長い月日をかけて馴染んだものである...
54 里帰りで日本から持って帰りたいものリスト
あけましておめでとうございます。このコラムをはじめて9年目を迎えましたことに心より感謝申し上げます。今年も何らか少しでも皆様のお役にたてる情報になれば幸いです。又、読売新聞の欧州版にて、欧州 和の食卓、というコラムもはじまりましたので、そちらも合わせてお読みくださると幸いで...
53 自然農法バンザイ! (2)
農薬も化学肥料も使わない自然農法を紹介されている「リンゴが教えてくれたこと」「自然栽培ひとすじに無農薬、無肥料の技とこころ」木村秋則著という本は、家庭菜園をなさっている方、これからしてみようと思う方、また健康的な食生活に興味のある方には必読の書だと思います。...
52 自然農法 バンザイ!
みなさんは、映画「奇跡のりんご」農家として有名な木村秋則さん ww.akinorikimura.net をご存じですか? 青森県弘前市で、りんご農家を40年以上、営まれている木村さん。私たちは中国野菜を農薬漬けと敬遠しているけれど、実は世界で一番の農薬・化学肥料大国は日本...
51 おすすめの台湾ベジタリアン食品
英国では、スーパーに行くと必ずベジタリアンコーナーがあり、レストランには必ずベジタリアンメニューがありますね。ベジタリアンやビーガンソサエティの活動も活発ですので、ともすると英国は世界一のベジタリアン王国に考えられがちですが、実は世界で最もベジタリアンが多い国はインド、その...
50 砂糖からみるフェアトレード
今、砂糖の歴史について学んでいます。これがもう壮絶な内容なのですが、あの悪名高い奴隷貿易が、現代も形を変えてまだ続いている、となるとどうでしょう? にわかには信じがたいことですが、実際にあの頃とたいしてかわらぬ環境で働かされている人々のお陰で私達の口に砂糖が入るとしたら。。...
49 Organicの野菜宅配で、元気な野菜を。
あけましておめでとうございます。このコラムをはじめて八年目を迎えましたことに心より感謝申し上げます。ご意見、ご批判等、どんなことでも私には勉強になりますので、ご遠慮なくお聞かせくださいね。 さて、新年のスタートは、オーガニック野菜宅配についてです。...