

50 砂糖からみるフェアトレード
今、砂糖の歴史について学んでいます。これがもう壮絶な内容なのですが、あの悪名高い奴隷貿易が、現代も形を変えてまだ続いている、となるとどうでしょう? にわかには信じがたいことですが、実際にあの頃とたいしてかわらぬ環境で働かされている人々のお陰で私達の口に砂糖が入るとしたら。。。以前、カリブ海をまわる豪華客船で働いていた英国人が、”カリブに住む白人たちにはうんざり。彼らはまだ300年前を生きているの。”と話してくれたことがあります。それを聞いて、まだ植民地を支配している感覚なのかな、とぼんやり考えていましたが、Big Sugarというカナダのドキュメンタリー番組を見て、ようやくその意味がわかりました。 砂糖は、大きく分けて2種類あります。サトウキビから作られたCane Sugarと、砂糖大根から作られたてんさい糖Beet Sugarです。サトウキビはご存じのようにカリブなど亜熱帯〜熱帯でないと育ちません。又サトウキビの生産は、その土地の栄養分をかなり奪い取るので土地を疲弊させ、その刈り取りには未だに多くの人手を必要としています。 ドミニカ共和国にはア