

32 英国の玉子の選び方
みなさん、こんにちは。前々回の鶏肉の選び方にひきつづき、今月は玉子について書きます。 自宅の庭の一角で鶏を数羽飼っている友人の話によれば、鶏は日照時間によって玉子の産み方がかわるとか。日照時間の長い夏はコンスタントに1日1ヶ、時には2ヶ産み、日照時間の短い冬は産まない日もあるんだそうです。その体内時計を利用して、バッテリーヘンは大きな飼育小屋に最高4万羽一緒に入れられ、狭いケージで1日21hも人工光をあてられて最大限に玉子を産むように仕組まれています。まるで工業製品の生産のようですね。それがFresh Eggsと書かれた玉子ケースに入っているもので、英国内で消費される玉子の62%にあたります。 他には、Barn Eggs(4%)は、大きな飼育小屋に放し飼いになっており、とまり木や巣箱などもあるとはいえ、依然、満席のフットボールテラス状の混み具合。 Free Range Eggs(28%)は、同じく大きな飼育小屋に放し飼いになっており(最高1万6千羽まで)外気にふれる場所へのアクセスもありとはいえ、くちばしの先が切られる処置がされているケースも、抗