

30 安全で美味しい鶏肉の選び方
今月は、 安全でおいしい鶏肉の選び方を考えてみましょう。 お肉を選ぶ際に、チキンは経済的で一番使いやすいだけに、最も口にする頻度が高いのではないでしょうか。 冷静になって考えてみますと、まっとうな育て方をした鶏を、1羽たった£3で売ることはできません。つまり、ブロイラーチキン(Fresh Chicken)は、1羽につきA4ペーパーのサイズよりも狭いケージに閉じこめられ、薄暗い光を1日20時間以上照らされた中で最高4万羽が一緒に、一つ屋根の下で飼育されています。すると光と騒々しさで、生理的に眠ることよりも、抗生物質と成長促進物質が含まれたえさをたくさん食べてしまい、早く太っていきます。鶏は、通常80日で成鳥しますが、このファクトリー的な育て方だと35-40日で出荷できるのです。つまり子供が大人のサイズに無理矢理成長させられるので、心臓病や呼吸障害のあるもの、体重を支えきれず足首をいためたもの、足が自身の排泄物でただれて常に痛みのあるものが約8割にのぼるそうです。また羽も広げられない身動きもとれない狭いケージでは、鶏がアグレッシブになり、隣同志つつき