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53 自然農法バンザイ! (2)

September 1, 2014

農薬も化学肥料も使わない自然農法を紹介されている「リンゴが教えてくれたこと」「自然栽培ひとすじに無農薬、無肥料の技とこころ」木村秋則著という本は、家庭菜園をなさっている方、これからしてみようと思う方、また健康的な食生活に興味のある方には必読の書だと思います。

 

例えば、日本の新JAS法に基づいて作られた有機野菜に早く腐るものが多いのは、未完熟堆肥で育てられていることが原因。堆肥はしっかり時間をかけて完熟させないと、逆に硝酸態窒素濃度が高い危険な作物になる。自然栽培では、作物の地下部分が大きくなってから上部の生育がはじまるので最初はなかなか大きくならない。肥料や堆肥を使わなくても大豆を一緒に植えると、大気中の窒素を固定する根粒菌が土を肥沃にしてくれる。根粒菌は土の状態のバロメーターで、初めて植えるといっぱいつくが、2,3年するとだんだん少なくなる。地下20−30cmにある、土の温度が低い硬盤層を壊さなければ何年たっても良い結果は得られない。硬盤層の下にある養分豊かな土まで作物が根を張れるようにするには、深く根を張って硬盤層をつきやぶる麦類を大豆と一緒に植えること。

 

最も大切なことは、目に見える範囲(葉の状態を見たり、雑草を刈る 等)に気を配ることではなく、作物の根がしっかりと張れる、自然のバクテリアがいっぱいでふかふかで柔らかな土作りをすること。雑草がぼうぼうになると見かけは悪くとも土に日陰を作り、土が乾きにくくなり、バクテリアの種類も増え病気にもなりにくい。

 

これと同じことが、食べた私達のお腹のなかで起こっている。土にまく“農薬や化学肥料”を、私達の胃腸に入れる“残留農薬や添加物の入った食品”と置き換えて考えれば、私達の腸内環境をハッピーに整える方法が想像できます。

 

この6月、いつもと同じように塩麹を仕込んだところ、通常なら翌日から良い香りがたちはじめるはずが、その時はゴミのようなにおいがして全く発酵せずでした。自分の作った麹に何か問題があったのか心配になりましたが、再度、英国製のシーソルトで仕込むとうまく発酵したことから、原因は、その時に使用した韓国製の焼き塩と判明、塩に原材料には書いていない添加物が入っていたのか、と考えましたが、韓国の焼き塩特有の高い硫黄成分なのかもしれませんよ、と先日訪れた奈良の天然醸造の片上醤油さんで教えて頂きました。

 

普段ならば、腸内細菌の活動を活発にし、消化を促進してくれる麹の力が消滅したこの一件は、口にする食べ物について改めて考えるきっかけとなりました。しかし、世の中はまだまだ化学肥料や農薬信仰です。一昔前、日本では有機リン酸系の農薬散布による精神毒性が問題視されていましたが、最近問題になっているのは北半球のミツバチが約1/4消えたと言われるネオニコチノイド系農薬。水溶性で作物の中にしみこみ効果が長持ちすることから、大量に使われています。昨年EUは販売と一部使用禁止を決めましたが、逆に日本では規制が緩和されようとしています。木村さんのような環境にも心身にも優しい自然農法で農業をされる方、家庭菜園をされる方が少しでも増えますように。私もはじめます!

 

今月はビールのおつまみにも子供のおやつにもぴったりな、かりかりケールを作りましょう。

 

ケール一袋をボウルに入れ(思い切って洗わない方がかりっと仕上がる)上からオリーブオイルを大さじ1程度少しずつたらしてまんべんなくコートしたら、グラウンドライス(よりクランチーに仕上がる)とシーソルトを適量かける。(ハーブ入りのHerbamereソルトは顆粒が細かいのでまんべんなくつきやすくおいしいのでおすすめ。) 他にもカレーパウダー、パルメザンチーズ、ガーリックパウダー、パプリカパウダー、ごま油+ごまなどいろんなバリエーションで。ベーキングシートを敷いた天板にできるだけ重ならないように並べて150度のオーブンで約15分〜。かりっとクリスピーになればできあがり! 青汁のもとであるケールをおいしくめしあがれ。

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