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29 栗の季節がやってきた

秋ですね〜。秋のお楽しみといえば、英国には松茸はなくても栗があります。

10月になると、ロンドン近郊ならグリニッジパークやハムステッドヒースなどで、小粒とはいえ、なかなかおいしい栗がなりますね。身近な公園でも案外、栗の木があったりするので、私も毎年子供と一緒に栗拾いを楽しんでいます。(栗が野生動物の食料になるのでとってはいけない場所や、木をゆらしたり傷つけたりすると罰金という場所もありますので、ご注意ください。)

軍手など持参しなくても、イガグリに入っているものは、両足で踏みつけ、イガを開くようにするとうまくつまみ出せますよ。拾ってきた栗ですが、すぐに食べてはいけません。(食べてもいいのですが、甘くないのでおいしくないのです。) キッチンペーパーを敷いた袋に入れたら、まずは冷蔵庫や寒いシェッド又はガレージで2-3wほど熟成させると、糖度が上がってきます。栗拾い出来ない方も、クリスマス頃まではスーパーやマーケットで買うことができますね。

さて、どんなふうに食べましょうか?子供の頃、おばあちゃんのふかし栗が、あったかくて甘くておいしいお楽しみのおやつでした。洗った栗を蒸気があがった蒸し器に入れて、中火で蒸すこと約40-45分で出来上がり!半分に切ってスプーンですくってどうぞ。

又は英国風にロースト栗はいかが?まず栗を20 分ほど水に漬けましょう。そのあと、ペティナイフでサイドに2カ所切り目を入れた栗をオーブントレイにならべ、(切り目を入れないとオーブンの中で爆発して、あとのお掃除が大変。) 200度で約20-30分。熱いうちにキッチンタオルなどで包んでぱりっと割ると、ころりとうまく渋皮もとれて、クランチーな食感が楽しめます。

 

そして、やっぱり日本人には栗ごはんですね。

お米2合を洗って浸水させている間に、ボウルに12-15粒栗を入れて、ケトルで沸き立ての熱湯をたっぷり注ぎ、約5-10分おきます。鬼皮が柔らかくなったら、まず、栗のおしりのあたりを切り取り、そこから鬼皮と渋皮を剥いていきます。(剥いた栗は水につけおきます。) 鍋に水気を切った米、水350ml、塩小さじ1、酒大さじ1を入れ、剥いた栗を上にのせてフタをし中火にかけます。沸騰してきたら極弱火にして約13-15分、火を消して約10分蒸らせばできあがり。(栗の皮を剥くのが面倒な方は、Waitroseに売っているFrozen Chestnutsを自然解凍して同じように炊くといいですよ。) そうそう、栗拾いの際、栗と見かけはよく似ていますが先がとがっていないConker(西洋栃の木/Horse Chestnut treeの実)とお間違えありませんように!

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