21 ジェイミーのスクールディナー改革

今月は、今話題の食育についてです。

以前、Jamie’s School Dinnerという番組がチャンネル4で放送になり、随分と話題になりましたね。その内容ですが、あるカウンシルでは、学校給食のバジェットが一人当たり37pという低予算のために、ほとんどがジャンク・フード(ピザ、ソーセージロール、エコノミーターキーバーガー、同フィッシュフィンガー、同チキンナゲット、チップスなど)、チープな冷凍のオンパレード。

野菜、果物がほとんどなくビタミンC、鉄分不足で子供達に集中力がないこと、また高脂肪、塩分・糖分過多、繊維不足のため便秘、肥満は大きな問題。高脂血症・高血圧・糖尿病・大腸ガン等生活習慣病のリスクも早期からあること、などが問題になっていました。

このままでは英国の子供たちに未来はない!とジェイミーが立ち上がり栄養のバランスのとれたメニューを開発していくのですが、これがもう大変です。すぐに予算オーバーする。今まで冷凍食品を揚げるだけ、オーブンに入れるだけの仕事だったディナーレディにそうしたメニューを作る技術がない、作るのに時間がかかる。

そして何よりも大きな問題は、そうして苦労して作ったヘルシーメニューを子供達がほとんど受け付けないことでした。これは何?と聞くこともなく、まずとらない。ジャンクフードの方はすぐに売り切れ。ヘルシーメニューをとった子たちからは残飯の山。25%の子供はボイコットして外に買いに行く。無理して割いた予算の無駄使い、とガバナーからは文句。子供からも文句の嵐。

くじけそうになるジェイミーでしたが、そのうち、子供達に以前より集中力がでてきた、ぜんそくの薬の吸引が減ってきた、と変化が訪れ始めます。手を替え品を替え、食育していくうちに、60%の子はヘルシーメニューを受け付けるようになり、25%は時により受け付けるようになりました。(15%は何をしても受け付けず。) これに自信を持ったジェイミーや学校の働きかけで27万人の署名を集めて、時の首相トニー・ブレアから280ミリオンポンドの予算を割いてもらうことを確約。

と大変見応えのある番組でしたが、これを見て思いだしたのが日本マクドナルドの創業者、藤田田氏の言葉です。「人間は12歳までに食べてきた物に愛着を覚える。だからマクドナルドは子供のお客様を大切にする。そうすれば彼らは大人になってからも一生マクドナルドで食べ続けてくれる。」と、12歳以下の子供たちをターゲットに、おまけのオモチャと抱き合わせてハンバーガーを売る作戦をとってきたそうです。

つづく。。。 (9月号にて)

では今月は、昔ながらのお母さんの味、五目ひじきを作りましょう。

ひじき40gは袋の表示通りにもどして水を切っておきます。水煮大豆のかわりに、Green Lentil豆ふたつかみを鍋に入れて水をひたひたより多目に注いで強火にかけ、沸騰したら火を弱めて約10分、お豆がやわらかくなるまで煮て水気をきります。鍋にごま油少々を熱して、人参1本(指2本長さの千切り)、油揚げ1枚(熱湯をまわしかけて油分を落としてから縦半分に切って千切り)、水でもどした干ししいたけ2枚(千切り)を炒め、全体に油がまわれば、出し汁(水200ml+だしの素小さじ1)、砂糖大さじ2と半、みりん大さじ2、しょうゆ大さじ3と半を加えときどき混ぜ返しながら中火で煮て、煮汁が少なくなってきたら絹さや(Mange Tout)の千切り約10枚分を加えてさっと煮れば出来上がり。具は、ちくわか鶏もも肉、さやいんげんか枝豆などもおいしいですね。

写真2)

グリーンレンティル豆  浸水なしで短時間で煮ることができて便利です。小さく刻んだお野菜・パセリとドレッシングで和えてお豆サラダも。

#コラム

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