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11  お魚の選び方

先月に引き続き、お魚の選び方についてです。

お値段のことはさておき、養殖物か天然物かとなると、薬漬けで育てられた可能性のある養殖物より、天然物を選ぶ人が多いでしょう。しかし、ここでの心配事項は工場の廃液、生活廃水、たくさんの船舶による海洋汚染です。

海は広しといえども、私達の口にする魚たちの多くが沿岸近辺に住んでいるとなれば心配ですよね。又、生まれてから長い期間を周遊する大型魚(ツナ、スウォードフィッシュなど)からは水銀などの有害物質が多く検出されがちなので、日本でも英国でも幼児や妊婦さんが頻繁に食べるのは避けた方が賢明と言われています(ツナ缶はOK)。

私は魚を選ぶ際に、大型魚は時々口にするとし、できるだけFarmed(養殖物)でない小型の天然魚を選ぶようにしていますが、時にとても小さなサイズのさばを見かけると、こんな小さなものまでとってもよいのか心配になります。天然魚といえども、乱獲によるものが少なくないのですね。一説によれば、今の乱獲を続けると海洋資源(魚資源)は20〜30年後には早くも枯渇してしまうとか。大衆魚と言われたイワシ、サバもいつまで食べることができるのやら…。

そこで海洋汚染や乱獲から魚資源を守ろうと立ち上がったのが、Marine Stewardship Council (MSC)です。環境、魚資源に配慮のある漁業かどうかを厳しく審査して合格したものに、MSCのラベルを与えています。次回お買物の際には是非注意して見て下さいね。デパートのフードホールや大手スーパーのフィッシュカウンターで見つけられると思います。できるだけこういったお魚を買い求められればよいですね〜。

 

では、今月はスモークドハドックを使って、エスニック風干物ごはんをつくりましょう。

白米2合をよく研いで炊飯器に入れ水加減を合わせたら、しょうが1片(2cm程度)の千切り、酒大さじ1,フィッシュソース(ナンプラー)大さじ1 1/2を加え、上に皮をはいだスモークドハドック約250gをのせてスイッチオン。炊き上がれば、さっくりと混ぜ炒りゴマ適量、スプリングオニオンの小口切りやフレッシュコリアンダー、又はしその千切りなどをのせて、召し上がれ〜。

写真1) MSCラベルのついたセンズベリーの紅鮭缶。

写真2)

ウエイトローズのHot Smoked Haddockはそのままほぐして食べてもいいので便利です。

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