1 東洋人と西洋人の体質の違い
あけましておめでとうございます。
年明けから唐突ですが、みなさん普段の生活ではどのような食事をされていますか?
今、日本では粗食が見直される反面、まだまだグルメもブームですよね。ふと目にした医学系ジャーナルの記事(人種の差・ミトコンドリア・生活習慣病 女子栄養大学副学長 香川靖雄)によりますと、私達、西洋に住む東洋人は東洋に住む東洋人よりも数倍も糖尿病に罹る確率が高いんだそうです。実際に英国の糖尿病患者は、東洋人/黒人4:白人1の割合だとか。白人は、はるか昔から(1)長い冬に発酵した食べ物を摂ってきたのでアルコール代謝が強く(2)家畜と共存してきたので多量の乳が飲めるよう小腸ラクターゼが発現し(3)体力、寒冷に対する体温維持のエネルギー多消費型で、代謝量は日本人の約150%だそうです。それに比べて、太古から植物性食品を基本とする日本人は、しばしば飢饉に見舞われた歴史ゆえ遺伝子が飢餓耐性。なのに長年の伝統的な食生活が戦後ドラマチックに変わったことで、糖尿病の患者数が50年前に比べ100倍にも増加し、発症年齢もどんどん下がってきている、ということでした。何だかこれを読むとこわくなりますよね。そうはいっても今、私達は実際に英国に住んでいます。これも何かのご縁、日本の食材が揃わないから、とめげるのではなく、こちらの食材を楽しみながら、ほっこりと気持ちも舌も和むご飯作りをいたしましょう!
それでは今月は、どこのスーパーでも売っている、真空パックされた Smoked Mackerel を使って超簡単クッキング! 普段もっと魚を食べたいけれど調理が大変、という方に”さばくんの野菜炒め”はいかがですか。塩分がきいているので、なかなかいい味を出してくれますよ。
さばはレンジで1分ほどあたためざっとほぐします。このとき骨や皮をとりましょう。そして好みの野菜をフライパンで炒めて薄めに塩こしょうします。そこにほぐしたさばを混ぜ入れて、最後に好みの味付け(しょうゆ又はオイスターソース又はウスターソースなど)で決めれば、ハイ出来上がり!