英国のアートの授業
日本にもあったらいいな〜と思うもの。
英国のアートの授業での学び方。
インファントスクールの時に 週1でアートの時間にヘルプに入っていたときに印象的だったのは いろんなマテリアルを用意してある中、 毎度、子供に自分の好きな色の紙、糸、ボタン、布 等を 全て子供に選ばせていらっしゃった。 (みんな同じものを配られて作ってきた、 自分の子供のころの図工の時間とは全くちがい、できあがる作品も いろいろ個性が出てくる。) あぁ、こうして小さい時から 自分で好きなものを選ぶ、自分を表現する、ということを繰り返して 訓練していくんだなぁと思った。
Year1~2の頃、 ゴッホのひまわりや モネの睡蓮の絵のコピーを数枚教室に飾り、 それを見て(そこから好きな絵を)同じように描いてみよう、 というアートの授業もあった。 もちろん6−7歳の子が描く絵なので 形はぐちゃぐちゃ、でも、みんな、色はそれなりの雰囲気を出してくるのが おもしろかった。
今回、娘がGCSEで提出したFine Artのコースワーク、 ちょっといいなぁ、と思ったので、 作品の一部を載せてみます。
将来、GCSEの Fine Art をとろうと考えているお子さんの ご参考になれば。(^^)
私が気に入っているのは レスポンスという学び方。
それぞれの子供と、その子の作品をどう発展させていくか、先生と ディスカッション。普段から子供の作品をみていらっしゃる先生が あなたの作品には、○○というアーティストの作風を入れてみるのはどう?、 あなたはこの作家の作風がきっと好きだと思うわよ、等と 提案して下さり、その提案された中から、選んで 自分好みにそれを解釈して、工夫を加えていく、というやり方。
自分のオリジナルに、プロのテクニックを自分流にアレンジする。 ほんとだ〜、どんどんユニークになっていくなぁ、 と作品の流れを見ていて思った。
これって、 先日、友人が教えてくれた あなたの曲から盗作した、と正直に言ったドリカムの中村へ Earth,Wind&Fireのモーリス・ホワイトが返した言葉 ”それでいいんだ。私もいろいろ盗んでる。そこにオリジナリティを足して 次の世代に受け渡すのが君たちの仕事だ。” なのかも〜。。。(^^)