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58  英国の子供達が偏食になった理由

December 1, 2015

56回より続きます。英国の子供を家に招くと、その偏食ぶりに驚かされた経験をお持ちの方も多いと思います。どうしてここまで偏食になってしまったのか。

 

英国でも 70年代までは、”全ての子供に温かい昼食を。” という労働党の施策で、5~16才に栄養バランスのとれたスクールミールのランチが無料で支給されていた。ところが80年、保守党のサッチャーが予算削減のため、これを廃止。栄養基準まで規制緩和したため、キッチン閉鎖の学校が増え、民営化がすすみ、自販機が設置され、スナックでお腹を満たす子供達が一気に増える。

 

更に、90年に調理実習が必修科目から外され、ファーストフード産業が伸びた時代、大人が料理をしなくなったことも後押しとなる。2000年代になり、太りすぎは人口の25%以上、 英国は欧州一の肥満大国に。英国の子供や若者の2割は、野菜・果物を全く食べない。04年労働党のブレアが、4-7才の子供に、午前の休み時間にフルーツ配給を開始する。ジェイミー・オリバーの活躍で(HPのコラム第21回参照)、スクールミールを改善する動きが出るも、その利用率は全国平均で4割止まり。

 

多くの子が持参するPacked Lunch(お弁当)の2/3は、甘いお菓子やドリンクにクリスプスで構成され、標準栄養に満ちているのはたった1%のみ!!!  砂糖たっぷりのドリンクの常飲で、乳歯がひどい虫歯となり、全身麻酔で抜歯手術を受ける5−6才児は年間2万6千人と増え続けている。そこで、大半の子供達にメリットがあるようにと、13年保守党+自民党連立政権でN・クレイグがSchool Food Planを発表。小さい間に、ヘルシーな食習慣を教えることや、子供の健康状態・学習態度にベネフィットをもたらすようにと、14年9月より、公立校の4−7才の子供達全てに、栄養バランスのとれたフリースクールミールを開始。

 

事前リサーチでは、子供達のクリスプスの消費が以前よりも18%減り、23%野菜を多く食べられるようになっている。このヘルシーなスクールミールの導入によって、少しでも現状が改善されるといいですね。(と、書いたところで11月下旬にJオズボーンがこのフリーミールの廃止を検討、と発表しました。どうなることでしょう。)

 

今月はパースニップとココナツの甘さを生かしたカップケーキを焼きましょう。

 

無塩バター90gとダークブラウンシュガー80~90gをすり混ぜクリーミーにし、溶き玉子2ヶ分を少しずつ加える。そこにRice Branオイル25g(他のオイルで代用可)も加えて更によく混ぜる。Spelt粉(又はWholemeal粉)75g+BP小さじ2/3をふるい入れて混ぜ入れたら、おろしたパースニップ1本分(約130g)+Desiccated Coconut100g+ミルク大さじ2.5、バニラエッセンス少々加えて、ざっくりと混ぜ入れ、フェアリーケーキティン12ヶに分け入れる。好みでナッツやシードをトッピングして、180度(ファン付き160度/ガスマーク4)のオーブンで約30分焼き、めしあがれ。

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