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43 BBCのThe Men Who Made Us Fat (後)

あけましておめでとうございます。このコラムをはじめて早や43回目を迎えました。今年も、少しでも皆様のお役にたてるコラムになれば幸いです。BBC1で放送されたThe men who made us fatのお話(後編)。

大人だけではなく子供の肥満もどんどん増えている。多くの人が、昔に比べて子供達の運動量が減ったから、と理由付けしているが、30年前から子供の運動量のデータをとっているプリマスホスピタルによれば、ほとんど運動量自体はかわっていない、それよりもファストフードやスイーツ、スナック、レディミールのポーションが大きくなったことによる食べ過ぎが大きな原因。アンヘルシーなスナックの売り上げは伸び続ける一方で、その分フレッシュフルーツや野菜の売り上げはダウンしている。ティーンエイジャー達は下校時、コスタなどにも頻繁に寄り道しているが、彼らはそこでコーヒーを飲むのではなく、冬場は甘いホットチョコレート、夏場は○○クーラーなど甘くて冷たいドリンクをオーダーする。あるとき、どれくらいお砂糖が入っているかを調べて親子で驚愕。レッドベリークーラー小58g、中77g、大97g。これの大+マフィンで、お砂糖の量は軽く130gを越えてしまう。これでは太って当たり前。このお砂糖の量は犯罪と呼べるのではなかろうか、とさえ思う。

多くの食品会社が、利益最優先のため、パッケージは小綺麗に、うたい文句はヘルシーだが、内実は高脂肪、塩分や糖分過多のUnhealthy foodもたくさん売られており、消費者には本当に体に良いものは何か、何を選べばいいのかが大変わかりにくい時代。2006年、フードスタンダードエージェンシーが、各食品会社に対して、レディミールや加工食品には、トラフィックライトカラー(赤黄緑)のフードラベルをつけるよう提案。それは Fat, Sugar, Salt等の含有量を表示し、多く含むものから赤、黄、緑と色付けることで、消費者に何がヘルシーな食品かをわかりやすくするため。しかし難色を示す食品会社やスーパーが多く、食品業界は多額のお金を使って、このシステムを導入しないように画策。

そんな中で自主的に自社製品にそれを取り入れたのはセンズベリー、ウェイトローズ、コープ。センズベリー広報部によれば、このことでレディミールを買う層が減る訳ではなく、例えばいつも高カロリーのサンドイッチを選んでいた人が、日によって低カロリーのものに変更したり、チョイスがかわっただけで売り上げに響いた訳ではないとのこと。こうして社会に対して良心のある取り組みをするスーパーや食品会社を応援したい。

トラフィックライトカラーには若干注意点もある。

①ヘルシーな物だから、とつい安心感を持ってしまい、いつもより多く食べすぎてしまったり、甘いデザートや飲み物まで食べてしまわないようにすること。(これで返って太るケースも。)

②表示だけに頼ってはいけないケース。例としてSmoked MackerelのトラフィックライトはFatが赤。しかし青背の魚のFat(不飽和脂肪酸)は肉や乳製品・玉子のFat(飽和脂肪酸)より体に良い。かつビタミン、ミネラルも豊富に含むお魚の方がずっとヘルシー。表示だけにまどわされなきようご注意を。。。それではもうすぐ節分ですね。最近は枝豆スナック(煎り大豆)がいろんなスーパーで手にはいるようになり、節分用のお豆にも困らなくなりました。このスナック、そのままひじきなどの煮物にぱらぱら加えて煮てもうまく煮えます。

 

今月はこれを使っておいしい煎り大豆ごはんを作りましょう。

洗米して浸水後、水切りした白米2合に、煎り大豆1/2合、雑穀ミックス大さじ2、千切りした人参(小)1本、塩麹大さじ3(ない場合はシーソルト小さじ1+水大さじ2〜3)、酒大さじ1、水400mlを炊飯器に入れてスイッチポン。 炊きあがれば、さっと茹でて千切りした絹さや(Mangetout)適量を加えて混ぜ合わせ、刻み海苔をのせてめしあがれ。今年も皆さま健康で、良い年になりますように!

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