42 BBCのThe Men Who Made Us Fat (前)

夏頃、The Men Who Made Us Fat という番組がBBCで放送されていましたが、ご覧になられましたか? 大変興味深い内容でしたので、ここでその内容をご紹介いたしますね。

70年代の英国には病的な肥満は人口のたった2%だった。それが毎年増え続け、今や大人の2/3が肥満気味、そして1/4が病的な肥満に(ちなみに病的肥満は適正体重の140%以上)。 平均体重は50年前より約20kgも多くなっている。英国人がここ40年でどうしてそこまで太ってしまったのか。その理由はこうだ。

①コーンシロップ(high-fructose corn syrup)が開発され、甘み付けに使われだしたこと。これは低温下では砂糖よりも甘みが強い性質を持ち、値段も砂糖の1/3ですむため、コーラなど炭酸飲料やアイスクリームに使われるようになる。高フルクトースが食欲抑制ホルモンの働きを阻害するために、食べ過ぎを起こし、砂糖よりもずっと肥満になりやすい。

②プロセスフードやスイーツの普及により砂糖・塩・脂肪の消費量がアップ。砂糖の害が報告されるも砂糖会社による圧力で隠蔽され、脂肪の害ばかりが強調されるようになりLow Fat 商品がもてはやされるようになる。Low Fatにすると味が落ちる。それを補うために砂糖を添加したプロセスフードがますます増えた。

③ファーストフードのポーションのサイズが段々大きくなってきている。昔マクドナルドで大人向けのソーダは250mlのみ→今はスモールが500ml。人はハンバーガーを2つ注文することには抵抗があるが、スーパーサイズ1つと注文するのは抵抗が少ないため、サイズをどんどん大きくして売り上げアップ。1.5倍のお値段で2倍の量が食べられる、とお値打ち感を全面的に出して大成功。更に、ポテトもドリンクも一緒に食べさせるセットメニューが導入され、これまた大ヒット。その上、メガサイズ、ダイナソーサイズとポーションはどんどん大きくなり、今やスーパーサイズのセットメニューは当たり前、明らかにカロリーの摂りすぎが普通に。

④チョコレートやビスケット、クリスプス、ソフトドリンクも次々にサイズが大きくなり、大袋を出し、子供もターゲットとされるようになる。今、業界の合い言葉は”Sharing”。しかし一体どれくらいの人が他の人とシェアしているのか。一袋開けたら空になるまで食べてしまうのがスナック、その上食事はいつも通り、となると摂取カロリーは超オーバー。

⑤スーパーは儲けが大きいこういった商品をプロモーションに頻繁に使うため、人々は買いだめ→手元にあるともっと食べる、と悪のスパイラルに。子供は一昔前なら特別な時だけ食べさせてもらえたスイーツを、今や毎日いつでもどこでも食べている。年間136ミリオンポンドものお金が、通学途中のお菓子やドリンクの買い食いに消えている。

⑥一体何がヘルシーなのか非常にわかりにくい時代。ヘルシーフードとうたわれている食品が本当にヘルシーなのか。→例えばパッケージにナチュラルと書かれていても、材料をよく読むと砂糖や脂肪が多く、カロリーが高いケースも多い。又はカロリー少なめ、ヘルシーという言葉に気を許し、通常よりもっと食べてしまうことが多い。Organicだとヘルシーという思い込み。→ これは良い物か悪い物かと食べ物を単純に分けがちだが、良いもの(例:オーガニック製品)の中にも悪い物(例:砂糖が多い)がある。。。

肥満がここまで先進国で問題化してきた今、フランスやデンマークではUnhealthy foodには税金をかけ、フィンランドでは食品の広告には規制がかけられる、などの動きがでてきている中、英国や米国では食品業界と政府の癒着が大きく、政府が規制をかける動きは全くないこと。Public Health MinisterのAnn Milton, Health secretaryのAndrew Lansley (共に今年9月の内閣改造で解任)は、国民の健康よりも、全て食品業界寄りの姿勢であった。。。おそるべし!私たちの気づかぬ間にファーストフードのポーションは大きくされ、これが普通の一人前なのね〜といつの間にか思い込まされていたようです。スモールサイズが昔のラージだったことを知ると、適量の一人前とは?を再考しなければなりませんね。

番組では、肥満の最も大きな原因は、Too much eating fast foods (and fizzy drink) , processed foods , indulgent dessertと何度も繰り返されていました。皆さん、どうぞお気をつけくださいね!

さて、前号で1wに一度でもMeat Freeの日を作りませんか、と書きましたところ、どんなふうに作ればいいのでしょう、とご質問を頂きました。今日は便利なソヤミンス(ベジミンス)をご紹介いたしましょう!冷蔵品、又は冷凍品のコーナーをのぞいてみてください。まずは、ひき肉のかわりにこういったものを使うと便利ですよ。いきなり全量それで調理せず、最初はベジミンスとひき肉半々で始めてみるのもいいですね。麻婆豆腐やボロネーズなどしっかり目のお味のものだとわかりにくいと思います。

今月はチリコンカルネを作りましょう。

フライパンにオイルを少々入れ、みじん切りの玉ねぎとにんにく各1ヶ分をやわらかく炒めます。そこにベジミンス(もちろんビーフミンスで作っても可)300~350g、ペッパー2ヶ分の角切り、もどして大きめのみじん切りにした干しいたけ2−3枚分(又はマッシュルーム適量)を加え、更に炒め合わせます。次にトマト缶1缶をつぶしながら加え、オレガノ小さじ1、クミンパウダー小さじ1、チリパウダーかホットパプリカ小さじ1/2〜、トマトピューレ大さじ2、ストック1ヶ+水100ml、 シーソルト小さじ1/2〜1、こしょう少々、水気を切ったキドニービーンズ缶1缶分も加え、沸騰後弱火にして約20分くつくつ煮ます。こしょうで味を調え出来上がり。ライスやジャケットポテト、パスタなどお好みで添えて召し上がれ。(刻んだレタスやトマトと一緒にブリートにも!)

#コラム

Featured Posts
Posts Are Coming Soon
Stay tuned...
Recent Posts
Archive
Search By Tags
No tags yet.
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square

© Nagomi Kitchen  -  Atsuko Yamano

Website created by Ai Yamano

  • White Facebook Icon