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23 日本の食育事情

September 1, 2009

今月は、5月号からの続きで日本の食育事情です。

以前、NHKスペシャルで “好きなものだけ食べたい〜小さな食卓の大きな変化〜” という番組が放送されました。

日本の給食メニューは、栄養士さんの管理のもとに栄養・カロリーのバランスのとれたメニューがバラエティ豊かに並ぶので、親も、家で多少バランスが悪い食事をしても、食べる量が少なくても、給食でいろいろ食べているから安心と思っています。

 

しかし最近は、子どもとケンカをしたくない、泣かれるよりは好きなものだけ食べさせようという家庭が増えてきて、「好きなものだけしか食べたくない」子供たちからは、残飯(特に野菜)が山のように残っています。小学生でも3割の子どもが、生活習慣病予備軍(肥満・高脂血症・高血圧等)、5割が便秘、砂糖と油脂の過剰摂取のために肥満は20年前の1.5倍、逆にやせも2.6倍だそうです。

 

この番組は、1960年以降生まれの子供を持つ主婦を対象に、98〜2002年の間に111世帯、2331食卓を調査した“変わる家族、変わる食卓”岩村暢子著という本がベースになっています。それによると現代の食卓は、食への関心・知識が薄くなり、食費は節約しても旅行・衣服・お稽古事にはお金をかけたいという風潮になり、毎日食事を作ること自体が主婦にとっては大きなストレス。昔はごちそうを作った誕生日・来客・お正月など“ハレの日”は自分も楽しみたいから、と外食、宅配、テイクアウェイ志向に。忙しくてきちんとごはんが作れなかった理由に上がるのは、友人とのお茶、公園通い、お稽古事の送迎。では夫たちはどうかと言うと、家庭で食事が用意されていてもコンビニで自分の食べたいものを買って帰る、用意されていたものが嫌いだからと残す、一人違うものを食べるケースが増えており、“親が作ってくれたものに文句を言わずに、ちゃんと食べなさい。”と誰も子供にしつけられない状況に。卵焼きは今や難しい料理となり、登場回数が少ないのは、材料も道具も情報も過多なこの時代に、最も欠けているのは“経験”だから。スーパーで買い求めるものは、旬の野菜や魚ではなく、レトルト、加工・冷凍食品、○○の素、カップラーメン、菓子パン、出来合いの惣菜が多いので、素材を見てもメニューが発想できず、何を作ったらいいのかわからない。。。

と、こうして本の要旨を並べてみると、我が身にもいろいろ当てはまって反省ですが、自分のことを棚にあげても、日本の行く末が心配になってきます。

 

あまりにも日常が便利になりすぎて、生きる力、ストレス耐性、臨機応変に自分で判断して動く、など以前なら普通にあった能力が、どんどん退化しているのでしょう。昔の人のように自然にまめまめしく働けるようになる為には、便利過ぎる世の中にあえて少しでも不便を経験すること、本物体験を積み重ねることが大切なんでしょうね。

それでは、今月は、どの世代にもおふくろの味として人気の肉じゃがを、薄切り肉のかわりにひき肉をつかって作りましょう。こっくり汁気がなくなるまで煮るとおいしいですよ。

 

じゃがいも(センズベリーのTaste the differenceのVivaldiがおすすめ)5ヶ(約500g)を皮付きのまま各4−6ヶに切ります。(丁寧につくる場合は面取りし、好みで皮を剥く。)人参2本(約150g)も一口サイズに乱切りします。玉ねぎは縦8−12ヶにくし形に切り、お鍋に全て入れてひたひたの水を加えたら強めの中火にかけ、煮たってきたところでライトブラウンシュガー大さじ3を加えて、弱火にし、再び煮たってくればよくほぐしたExtra Leanの牛ひき肉約250gをぱらぱらと加えてアクをとります。お醤油大さじ4を加えて、上にベーキングぺーパーで作った落としぶたをのせ、やや小さめの中火で汁気がほぼなくなるまで20−30分。約6−7分茹でたグリーンピースを上にちらしてできあがり。日本の母の味、作っていきましょう!

 

 

 

 

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